昨年度にテレビ放映されたドラマ「私、結婚できないんじゃなくて、しないんです」
は本当に女性の結婚観を表現してくれました。題名も的を射てますね。
20代30代40代の女性の「結婚」にたいするスタンスは下記コラムでもありますよう
に、このところ変化しています。
長く結婚相談所を経営してますと、はっきり実感できます。
年齢に関係なく女性に共通しているのは「いい男性がいたら紹介しください」ということ。
ですから「あまり好まない男性とは結婚しない、それより独身で生涯を終える選択を
します」という意思表示でしょう。
特に20代30代の若い女性はその傾向が強いように思います。40代女性は微妙です、
ほとんどの女性は一度結婚生活を経験してますから、個人差がいろいろ。
年齢的にまだ若さと可能性が残っているのでさまざまの選択肢がありますから、
自由に「自分さがし」にチャレンジしてみたい、自分自身の人生について少し考えて
みたいかもしれません。
50代60代になりますと明確な傾向が見えます。ご自分の老後をどのように過ごすかを
考えるようになられるようです。
以下記事は、ネットで見つけた「おおしま りえ」さまのすばらしいコラムです。無断転載してごめんなさい。
この筆者はたぶん東京?住まいの都会人と思いますから、長崎のような田舎都市の結婚事情と少しずれがあると思います。
(以下、コラム)
「私、結婚できないんじゃなくて、しないんです」と言う女子の本音とは
2016年春ドラマ「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです(TBSテレビ)」が女子の共感を得ています。「中谷美紀の不器用っぷりがすごい分かる!」と、「結婚しない女子」からみるとよくぞ言ってくれましたという感じとのこと。
このドラマは長年「結婚はできないんじゃなくて、しない」と言い張っていた中谷美紀扮する女性が、「本当は恋愛も結婚もできないんです!」と認め、BARの店主によるスパルタ恋愛ノウハウを叩き込まれて、幸せを掴んでいく物語です。
実際の世の中にも「しないんです」派の女性は多いもの。今日はそんなしない派の言い分を集めてみました。
■ 40代しない派は自分を見つめたシビアな結果
「今さら頑張って結婚して得られるものって何だろうって思ったら、しない選択に落ち着いてますね」
そう語るのは都内で人事マネージャーを努める43歳の女性。趣味は旅行と韓流アイドルということで、私生活は趣味にお金も時間も大半を費やしているようです。少し前に都内にマンションを買い、完全にしない派としての地盤を固めた彼女。しないと選択した決め手はなんだったのでしょうか。
「元々凄くしたかったんです。だけどモテる訳じゃないし、仕事を必死にこなしていたら、もう30代半ばになってました。そこから『あーできないのかな私?』って一時は焦りましたが、焦っても婚活的な(当時は婚活って言葉もなかったけど)事をする気力も友人もいませんでした。その結果が今です」
そういう彼女は、昨年行ったというトルコ旅行の写真を楽しそうに見せてくれました。最近はペットを飼おうか検討しているそうですが、頻繁に海外旅行に行けないのではと思うと決意できないそうです。
■ 30代しない派はなんとなく本気になれないだけ
続いて話を聞いたのは、34歳でバリバリの営業職女性。正直見た目も可愛いし性格も明るいのに、なぜしない派として生きているのでしょうか。
「したい気持ちも、一応あります。ただ、もう4年くらい彼氏もいないし、今そういう男性もいないので『あーそろそろダメかも』って意識はリアルにあります。でも、じゃあ婚活を…って真面目な感覚になれないんです。自分は結婚にあまり向いてないのかもしれません。一応弟は結婚して孫をもうけたので、私は介護とか別の面で両親には孝行していければいいかなーと思っています」(34歳営業)
彼女は今も誘われれば合コンに行ったり、飲み会に参加したりするそうです。しかし営業職でバリバリなのに実はシャイなせいか、中々結果に結びつかないようです。まさに、このドラマを見るべき女性なのかもしれません。
■ 20代しない派はまだ今の彼としないだけ
最後はまだまだこれからの女性に、なぜ今「しない」と選択するのか理由を聞いてみました。
彼女は23歳で社会人2年目。1年程付き合った彼は結婚したい願望が強いそうですが、今ではないと思い、やんわり流し続けているといいます。
「いつか結婚はしたいんですが、今する気はないです。だってまだ仕事も覚えきれてないし、それに今の彼氏でいいのか…って気持ちがかなりあります。むしろそこです! 今の彼だから、結婚しないんですって感じかな(笑)。周りの子はすぐに結婚したい?って言う子ももちろんいますが、私はもう少し仕事をしっかりしたいですね」(23歳ウエディング関連)
最近は婚活も若年化しているといいますが、そんな中仕事をしっかりしたいという女性もいるものですね。今の彼氏ならしない…という言い分が、裏目に出ないことを願うばかりです。
今回の意見はもちろん個々の女性の考え方です。しかし、年齢によるそれぞれの「しない」という決意の強さや葛藤には、共感を覚える方もいるのではないでしょうか。世代は違えど、女性はみんな悩みながら生きているんだなと感じました。(おおしま りえ)